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20歳に戻ったら何をやるか?

先日、起業家という職業が好きな理由という記事を公開しました。
これを読んだという学生の方から「高橋さんが20歳に戻ったら何をやりますか?」と質問をいただきました。
思い返すと、度々似た質問を受けることがあるので、今回は「何もない20歳に戻ったら何をやるか?」について書いていこうと思います。
 
「身につけたいスキル」と「具体的なアクション」の構成で記事にしております。

前提

まず、僕が20歳のときを一旦思い返して、前提を記載します。
  • 大学1年生(浪人して入学している)
  • 起業に関するほぼ知識ない
  • プログラミングに関する知識はない
  • 家は裕福じゃないのでお金はほぼない
    • 奨学金で学費を払いつつ、実家ぐらし
  • 最終的には起業家を目指します
 

身につけたいスキル

今20歳に戻りつつ、大学在学期間で身に着けたいと思うスキル(?)は最低4つです。
  1. 英語
  1. プログラミング
  1. スモールビジネス力
  1. 一芸
 

1. 英語

英語はまじで身に着けておいたほうがいいと思います。正直な話、僕は英語は現時点でも身に付けられておらず、学生時代にもっとコミットしておくべきだったと思っています。(近いうちにガッツリやらないといけないと思っています)
 
英語ができるメリットは、単純に選択肢を増やせるからです。ビジネスでいけば、当然日本市場よりも英語圏の方が市場規模が大きいので、想定するビジネス規模に対する選択肢が増えますし、就職先も同様に幅も条件も広げられます。
 
最近、僕が感じているのは日本語と英語では情報量のギャップが非常に大きいのでもっと自然に英語で情報収集できると可能性が広がるなと思っています。技術も進んできたので、テキストはそんなに問題ないのですが、特に動画や音声コンテンツでのキャッチアップがキツイのが相当ネックです。
 

2. プログラミング

一流のプログラマーになることはとても困難ですが、基礎レベルを理解し、最低限のアプリケーションを作るレベルのプログラミングスキルは現時点では過大評価されていると思います。おそらく多くの人が苦手意識を持っているので、そもそも触ったこともないのに難しいと感じてしまっているのかなと思います。過大評価されるということは、スキル獲得することのコスパが非常に高いということです。
 
個人的にはAtCoderなどのアルゴリズム系プログラミングは数学パズル感覚で好きなのですが、まずはWEBアプリケーション開発のスキル獲得を優先してやると思います。React.jsやDjango、Ruby on Railsなど。圧倒的にWEBアプリケーションの方がビジネスに繋げやすいことが理由です。
 

3. スモールビジネス力

個人事業主レベルでも十分なので、個人で小さなビジネスを成立させる力はとても重要だと思っています。
 
前提として、将来的にスタートアップ起業家となりたいと考えているので、必ず価値を届けて、お金をいただくという経験を避けることはできません。なので、小さい形でもいいから自力でお金を稼ぐ経験は早いタイミングで身につけておきたいと考えているためです。だったら最初からスタートアップとしてビジネスすればいんじゃね?と思うかもしれませんが、スタートアップはただお金を稼ぐだけではなく、急成長が前提なのでビジネスサイクルを回す難易度が一定高いです。なので、お金を稼ぐという経験だけであれば、スモールビジネスからチャレンジするのが良いと思います。
 

4. 一芸

これについては合理性というより、僕の好みです(笑)
 
何かを極める行為は、時間的な余裕がないと難しかったり、年を重ねると肉体的な問題でトップクラスになることが難しかったりします。なので、20歳という若さと大学時代という時間的な余裕がある状態のときに何でもいいから打ち込むというのはいい選択だと思いますし、僕自身色々やっていてよかったなと思っています。
 
どんなにマイナーなことやしょうもないことでも、世界トップクラスの実績を出すことは強力な話のネタになりますし、自己肯定感にも繋がります。(そう思えていないなら誇っていきましょう!)
 

20歳に戻ったらやること

20歳から2年くらいのスパンで具体的に何をやるかを考えてみます。
 
英語とプログラミングは、現代のビジネス環境を考えると得することはあっても、損することは基本的にないと言えるくらいのスキルです。最終的に起業を考えるとレバレッジがかけられるので、まずこの2つは抑えにいきます。
 
具体的なアクションとしては、英語とプログラミングを一人で自力でやろうと思うと続かない自信があるので、コミュニティや強制的にやらざる得ない環境に身を置く方法を取ると思います。例えば、プログラミングサークルや留学生交流サークルなどに入ったり、留学をすることを決めてしまうなど。というか、今戻るなら留学は絶対行きます。
 
最低限の英語とプログラミングのスキルが身についたら、実践で鍛えるという観点とビジネスにするという観点で、個人で仕事を取りに行きます。英語なら海外人向けに日本のコンテンツを翻訳して提供するようなビジネスをやります。もしくは、プログラミング観点ならシステム開発の案件を受けるなどして、バイト代わりでお金を稼ぎます。(めちゃくちゃ稼ぐ必要はなく、月10万程度稼ぐだけでも生活できるなら十分とします)
 
ここまでは比較的意識高めですが、学生の期間というのは膨大に時間を使えるという非常にメリットが有る期間です。なので、何でもいいので極めるという経験も積みたいと思います。極める対象は、本当になんでもよくて、運動やゲーム(ポケモン対戦や遊戯王とか)、研究活動などと何でもいいです。ただし、他の人が凄い!と思うくらいに極めたいです。こういう一芸があると、話のネタや何かよくわからんけどコイツ凄そうと思われるので、実はレバレッジにもなります。僕はポケモン対戦で世界10番台取った話とかを擦り続けてます。(が、結構受けが良いです)
 

その他

上記の4つ以外に、過去にやってよかったことを列挙しておきます。
  • 休学
  • ヒッチハイク旅
  • ビジコン参加
  • 起業に至らなかったプロジェクト n回
  • 短期間での多読(1ヶ月で100冊をやった)
  • 学生の身分を利用して色々な経営者に会う
 

最後に

ざっと思うことを書いてきましたが、英語部分以外は過去にやってきたことを効率よくやっていくことになりそうだなと思いました。自分が歩んだ人生以外、実感を持って良し悪しがわからないから結局良かったことを同じようにやっていこうと考えるんだなと、気付きがありました。
 
また、自分がしてきた選択をある程度良い結果として受け止められていることは、運が良かったんだなとも思います。効率よくやれば、半分くらいの期間(25歳くらい)で今と同じ状況に辿り着けそうだなとも思いました(笑)
 
とはいえ、振り返れば何とでも言えてしまうので今できるベストを尽くしつつ、30代という次の10年を後悔しないものにしていきたいと思います!
 
読んでいただいた方の少しでも参考になっていれば幸いです。